Instructor-Led Research Experience(ILRE)に参加している学生に滞在の様子を教えていただきました!現在、水産から3名の学生がハワイ大学マノア校に滞在し、研究体験を行っています。
文/写真:駒沢雄風さん 9/28更新
アロハ!
水産学部4年の駒沢雄風です。ILREに参加して3週間が経ちました。現在、私はGOTM(General Ocean Turbulence Model: 一般海洋乱流モデル)を用いて、大気海洋相互作用に起因する海洋表層の乱流混合過程をモデルで再現しています。少し堅い表現になってしまいましたが、簡単に言うと「色んな海の水面下でどのように海水が混ざり合うか」をパソコン1つで計算し、画面に映し出しています。
先週までは、テストデータに含まれる各種パラメータの時系列変化をモデルで計算し、作図していました。今週は、いよいよデータに含まれるパラメータの数字を少し変え、比較実験に取り組みました。
比較実験とはどのようなものなのでしょうか?例えば、パラメータの1つである「海水の透明度」を変えてみます。海水が濁ると、外から海に入り込む光は深くまで届きにくくなるため、その分海面付近が暖まりやすくなります。その一方で、それより下の層では光が届かなくなるので暖まりにくくなります。モデルでは、透明度の他にも気温、風速、湿度などさまざまなパラメータを変えることができ、地球上のほとんどの環境を再現することができます。
現在、私はテストデータを使用していますが、最終目標は自分自身で観測して得たデータを使用し、比較することだと考えています。モデルの結果を観測結果と比較することで、観測された現象の考察を深め、再現性を高めることができるからです。
最終週となる来週は、いよいよ最終プレゼンがあります。モデルを一から教えてくれたDr. Seo (写真)やTAのポスドクの方々をはじめ、お世話になった方々に、感謝の意を込めながら研究結果を発表できたらと思います。

Dr. Seoにモデルの結果を確認してもらう様子
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文/写真:久保田毅さん 9/17更新
Aloha!
水産科学院修士1年の久保田毅です。ハワイに到着して2週間が経過しました。今回は、これまでのハワイでの生活や研究活動について紹介します。
現在はNyssa Silbiger准教授のもとで、サンゴ礁生態学に関する研究活動に参加しています。研究活動の一環として、潮間帯や潮下帯でのフィールド調査にも参加しています。1週目はハリケーンの影響でフィールド調査がありませんでしたが、2週目は天候に恵まれ、3日連続でフィールド調査に参加しました。このように、フィールドワークは天候や潮の状況に大きく左右されるため、想像していた以上に予定が変更されることがあり、フィールドで研究を行うことの大変さを実感しました。
1週目は、サンゴのフォトグラメトリーとトレーシングを学びました。複数の写真からサンゴの3Dモデルを作成し、パソコン上で1つ1つのサンゴの形をなぞって分離し、1個体ごとの表面積を測定します。このデータは、サンゴの種類や組み合わせの違いが、サンゴの成長にどのような影響を与えるのかを調べるために利用されます。今後はRを用いて、サンゴの生物多様性が成長にどのような影響を与えているのかを、データの可視化などを通して見ていく予定です。
また、ハワイの伝統的主食であるタロイモの畑でボランティア活動にも参加しました。水の張った畑でタロイモが栽培されている様子を実際に見ることができました。今回は、タロイモの成長に必要のない雑草を抜いたり、茎が折れないように周囲に盛り土をしたりする作業を行いました。また、タロイモについてのお話を伺い、ハワイの自然環境や土地の利用、文化についても学ぶことができました。

Maunalua Bayで水温と光量を測る器具を設置している様子
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文/写真:宮坂啓徳さん 9/14更新
Aloha!
水産科学院修士2年の宮坂啓徳です。私たちは、8月31日からハワイ大学マノア校で実施されている約4週間のプログラム「ILRE」に参加し、海洋に関する研究を行っています。
私は現在、北太平洋の海洋中規模渦(以下、中規模渦)と植物プランクトンの関係について研究しています。私の研究は海洋の物理・化学・生物など、さまざまな分野が関係していますが、特に「物理」の部分に重点を置いています。本プログラムでご指導いただくDr. Yoshidaと、毎週のミーティングに参加してくださることになったDr. Qiuは、いずれも海洋物理の専門家です。今週のミーティングでは、早速お二人から研究の物理学的な側面や統計解析について具体的なアドバイスをいただくことができました。自分の研究がより一層深まっていくことを実感でき、今後の進展が非常に楽しみです。
キャンパス内の芝生では、学生や教員がサッカーやクリケットなど、さまざまなスポーツを楽しむ姿が印象的でした。早速、私もサッカーに参加させてもらい、とてもよいリフレッシュになりました。また、最近は「けん玉」が流行っているらしく、中には見たこともないような大技を披露してくれる実力者もいました。派手な空中技が決まるたびに大きな歓声が上がり、アメリカらしい明るい雰囲気を感じました。
週末はハリケーン接近による悪天候が予想されていましたが、今のところ天気は穏やかで街中を観光したり、買い物に出かけたりできました。
残り3週間、研究や学内での交流だけでなく、ハワイ独自の文化や自然に積極的に触れていきたいと思います。
それでは皆さん、Shoots den!(←ハワイ大の陽気な学生が教えてくれたカジュアルな別れの言葉)

研究に関するミーティングの様子。写真左から私, Dr. Yoshida, Dr. Qiu.
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🌴9/10更新
ハワイ大学で実施される交換留学プログラムの第2弾であるInstructor-Led Research Experience (ILRE)への参加のため、北海道大学大学院水産科学院の宮坂啓徳さん、久保田毅さん、同水産学部の駒沢雄風さんがハワイ大学マノア校に到着しました。この4週間のプログラムでは、各学生がハワイ大学Uehiro Center for the Advancement of Oceanography (UC・AO)の教員であるDr. Seo、Dr. Silbiger、Dr. Yoshidaの研究室に入り、研究を進めます。
初日は、オリエンテーションの後、歓迎ランチを開催していただきました。歓迎ランチでは、ILRE担当教員、Dr. McManus UC・AOディレクター、 UC・AO大学院生フェローの皆さんらに加え、HIMBプログラムに参加している森本さん、橘さんも参加し、ハワイ大の教員・学生の皆さんと交流しました。その後、ILRE担当教員の研究室ツアーを行い、4週間を過ごす、ハワイ大学内にあるホテルであるリンカーンホールにチェックインしました。
2日目からは、各研究室に分かれて研究をスタートしました。宮坂さんは担当のYoshida博士だけでなく、Dr. Qiuともディスカッションを行い、ハワイ大学で新たに開始する研究テーマを具体化しました。久保田さんは、さっそくフィールド調査に行く予定でしたが、ハワイ近くのハリケーンの影響でフィールド調査は延期になり、研究室での解析からスタートしています。駒沢さんは、衛星観測データとモデルアウトプット結果の解析のため、PCの環境構築からスタートしました。今後、各学生から報告する予定です。
上野 洋路

ILRE参加者と教員
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