練習船おしょろ丸を用いた乗船実習、水産実験所を活用した沿岸環境実習、サロマ湖における海氷実習など、特色あるフィールドでの教育を積極的に展開します。また、ハワイ大学マノア校海洋地球理工学部・海洋学科の上廣海洋学振興センターとのフィールド実習をおこない、実学としての海洋学・水産海洋学を身につけることができる教育を実施します。

地球温暖化や人為的活動に伴う海洋環境の諸問題について、その現状に関する基礎知識を習得する。フィールドでの観測や実験室での分析をおこない、多角的な面から海洋環境を評価するための初歩的なモニタリング手法を学ぶ。これら一連の学習を通じ、科学的な知見が海洋環境の保全にどのように貢献できるかを議論する。
対 象
北海道大学水産学部3〜4年生、水産科学院生
開講期間
2026年8月16日〜8月22日(7日間)
実習場所
臼尻水産実験所・函館キャンパス
担当教員
川上達也、アンソニー・チッテンデン、孫恩愛、松野孝平、大槻真友子
履修方法
対象学生向けの説明会に参加後の履修登録

本実習では、森林から河川、そして沿岸へとつながる流域圏の環境と、そこに生息する水産資源生物の現状を理解することを目的とする。道北の美深町周辺において、養殖施設や研究林の見学と河川環境調査を実施し、森林が河川環境に与える影響や、チョウザメやサケ・マス類のような北方圏に特徴的な魚類の養殖・資源管理の実際を学び、持続的な水産資源利用のあり方を考える。
対 象
北海道大学水産学部3〜4年生、水産科学院生
開講期間
2026年9月6日〜9月12日(7日間)
実習場所
美深町・雨龍研究林
担当教員
川上達也、アンソニー・チッテンデン
履修方法
対象学生向けの説明会に参加後の履修登録

オホーツク海沿岸に位置するサロマ湖において、氷上での観測体験を通して、海氷の生物地球化学的な特性や海洋生態系との関わりを理解し、その基礎的な観測技法を体得する。同時に、凍る海と海氷のもつ魅力に触れる。
対 象
北海道大学水産学部3〜4年生
開講期間
2027年2月24日ごろ(7日間程度)
実習場所
北海道サロマ湖
担当教員
野村大樹、川上達也
履修方法
対象学生向けの説明会に参加後の履修登録
英語能力の要件
TOEFL試験を受ける必要はないが、中級レベル以上の英語力(TOEFL 32-61)以上が必要。
単 位
2〜4単位(ハワイ大学の単位は取得できません)
参加費用
大学負担(交通費・宿泊費支給)
履修方法
随時お知らせに掲載

レベル
学部生
定 員
8名
実習時期
2027年8月を予定(2週間)
担当教員
Dr. Sachiko Yoshida,
Dr. Hyodae Seo,
Dr. Nyssa Silbiger,
Dr. Margaret McManus,
Dr. Michael Guidryほか
海洋学に関する講義、実験、沿岸乗船実習、様々な社会活動を組み合わせたフィールド実習。特色は、ハワイの資源管理手法を用いてオアフ島の分水界と沿岸域の保全と再生に取り組んでいる現地コミュニティとの連携である。実習全体を通したチュートリアルによって、学生のスキルセットと批判的思考力を高めることを目的とする。科学情報へのアクセスとレビュー、データの操作とグラフ化、環境および海洋データの時空間的傾向の解釈、コンピュータプログラミングの入門概念、そして実習生や一般向けの発表が含まれる。

レベル
学部生および大学院生
定 員
各年3名
実習時期
2028年8〜9月を予定(4週間)
担当教員
Dr. Hyodae Seo,
Dr. Nyssa Silbiger,
Dr. Sachiko Yoshidaほか
海洋学(物理、化学、生物)分野の研究に取り組む貴重な機会を提供する。学生は自身の興味のある研究テーマを選択し、ハワイ大学の教員/研究者と緊密に連携して研究する。主な研究課題は以下の通り。
Dr. Silbiger
ハワイの様々な地域において、潮間帯および潮下帯におけるサンゴ礁生態学に関するフィールド調査の実践的な経験を積む。潮汐のタイミングを考慮し、フィールド調査に慣れ、通常とは異なる時間帯の作業に慣れている必要がある。研究テーマは年度によって異なり、以下が含まれる。
1. ハワイのタイドプール生態学
ハワイのタイドプールにおける潮間帯生態学の基礎を学び、limu(藻類)が地域の生物地球化学を制御する役割を理解する。熱帯のタイドプールにおける生物学的および生物地球化学的なデータ収集方法を学ぶ。
2. サンゴ礁における海底地下水流出
海底地下水流出がある地点とない地点の両方で、潮下帯サンゴ礁トランセクトを実施する方法を学ぶ(遊泳能力と体力があることが条件)。サンゴの生理学(呼吸測定、共生クロロフィルなど)と生物地球化学(pH、全アルカリ度、溶存有機炭素など)の基礎を学ぶ。
Dr. Yoshida
研究に海洋観測機器をどのように活用するかを理解する。データ収集と可視化のための基本的なコーディング、分析方法、および誤差分析を学ぶ。
1. 気候研究における渦の役割
中規模渦は、地球全体の熱収支に大きく寄与している。衛星観測を用いて、海洋における様々な時空間スケールの渦を特定する。渦の形成と発達過程を経時的に追跡することで、渦の特性、輸送、そして大規模場との相互作用を解明する。
2. 深海水特性分析
地球規模の深海における水の物理的特性は、気候に関連する時間スケールで変化する。水路測量トランセクトにおけるCTD観測データを用いて、水温・塩分・密度の長期的な変化を調査する。
3. 水輸送と経路に関するラグランジュ解析
表層漂流物やアルゴフロートからの位置情報を用い、流域規模の海洋物理的特徴(循環と渦動)を学び、軌跡分散率を計算することで拡散係数を推定する。

レベル
大学院生
定 員
コースごとに最大2名
開講年
2026年・2027年・2028年・2029年を予定
担当教員
HIMBの教員
オアフ島カネオヘ湾にあるモク オ ロエ キャンパスにおいて、以下の実習を提供する。本実習はハワイ大学マノア校の大学院生のプログラムの一部であり、現地学生と共に参加する。
©Copyright ulo.fish.houdai.ac.jp All Right Reserved.