お知らせ

News
2026.07.13
【🚢7/23更新】ハワイ大学生・孫特任助教がおしょろ丸北極航海に乗船:ハワイ大学上廣海洋学振興センターとの交流プログラム

孫特任助教が北海道大学附属練習船おしょろ丸に乗船・調査中です。随時、調査の様子を報告します

 

乗船中のハワイ大学実習生からコメントをいただきました!
ハワイ大学生が見た北極航海(Ruby Helmuth)(7/23更新)

北極航海を表現する言葉は、「格別」以外に見当たりません。私は毎日、北極海に関する興味深いことを学んでいます。観測機器を海に投入するたびに、海洋学の理解を深める実践的かつ高度な技術を着実に身につけています。一緒に作業する研究者や乗組員の皆さんは、彼らの専門に沿った、これまでに私が受けたことがない実習プログラムを提供してくれています。
さらに、おしょろ丸は、親切で思いやりにあふれたコミュニティです。科学の場においても人とのつながりが大切にされ、友情とメンターシップが育まれています。一緒に日没を眺めたり、飲み物やお菓子を分け合ったり、暖をとるためにダンスをします。私が本プログラムに参加するきっかけは、北極でした。しかし、記憶に残るのは、おしょろ丸で出会った人たちだと実感しています。おしょろ丸が日本の心を北極海へ運んでいると自信を持って伝えることができます。

(原文)

 

コンパスデッキでの集合写真

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
MOHT観測を実施しました(7/21更新)

小型の稚魚や中深層性魚類、動物プランクトンを採集するために設計されたフレーム型トロール「MOHT」を用いた観測を実施しました。今回の観測では、バケツ一杯分の生物試料を採集することができました。採集された試料には、多量の藻類や動物プランクトン由来のゼラチン状物質が含まれていました。そのため、学生たちは試料を丁寧に選別し、その中から仔稚魚や魚卵を取り出す作業を行いました。選別された試料はエタノールで固定され、函館への帰港後に、より詳しい分析が行われる予定です。

 

採集した試料を選別する学生たち。

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
最北観測点での海氷採取(7/17更新)

おしょろ丸は、今回の航海における最北の観測点(北緯70度30分)で、海氷試料を7個採取しました。海氷の直径は約1~1.5 m、厚さは約0.2~0.5 mで、氷の中心部の温度は0〜–1.3℃でした。採取した海氷については、ハワイ大学からの参加学生と公開実習生が協力し、大きさや塩分を測定しました。
学生たちは、実際に海氷に触れながら、海氷観測の基本的な手法を学びました。測定後、海氷試料は小さく切り分けてそれぞれ密封し、今後の実験に向けて保存しました。一部の試料は融解させ、学生を対象とした次の実験に活用する予定です。今回の海氷採取は、北極海の環境を身近に学ぶ貴重な機会となりました。

 

海氷の大きさと塩分を測定する学生たち

 

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ノームにおけるおしょろ丸北極航海の乗船メンバー交代(7/13更新)

アラスカ・ノームにおいて、おしょろ丸北極航海の乗船メンバーの交代が行われました。レグ1乗船者の無事の帰港下船を祝い、長期間にわたる観測・研究活動への労をねぎらうとともに、これから北極海へ向かうレグ2乗船者の安全で実り多い航海の成功を祈念しました。
乗船交代期間中には、参加者同士でノームの街を散策し、交流を深めながら和やかな時間を過ごしました。また、上廣海洋学分野から北極航海に参加したメンバー全員が一堂に会する貴重な機会となったため、おしょろ丸を背景に記念のグループ写真を撮影し、本航海の節目を記録しました。

 

上廣海洋学分野 北極航海参加者の集合写真